金融商品を知る

金融商品を知る

株などの金融商品は、その特性から大きく「流動性」「安全性」「利殖性」の3つに分類し、整理してみましょう。

 

・金融商品の3つの特性

特性 おもな内容や魅力 代表的な金融商品
流動性 すぐに現金にできる 普通預金
安全性 元本の保証がある 定期預金
利殖性 収益力の高さ 株式

 

金融商品において、「流動性」「安全性」「利殖性」の3つを兼ね備えたものはありません。

当然ながら「安全性」と「利殖性」というのは、真逆な特性です。

安全性が高ければ、当然、利殖性である利子や利益は小さくなります。

ローリスク・ローリターンというわけです。

一方、利殖性が高ければ、リスクが高くなり、安全性は小さくなります。つまり、ハイリスク・ハイリターンです。

 

ポートフォリオとは何か

 

株などへの投資は、必ずリスクがあります。

それでは、そのリスクを和らげる方法はないのでしょうか。

金融商品の3つの特性を組み合わせて、リスクを和らげることを「ポートフォリオ」といいます。

ポートフォリオとは、「投資リスクをうまく回避しながら資産運用すること」です。

ポートフォリオを組み合わせるときの注意点は、安全性の高い金融商品に何%を組み込むことです。たとえば、1000万円の投資を考えたときのポートフォリオは、図表PDFのようなイメージになります。

 

図表1PDF

ポートフォリオ

 

図表1PDFのポートフォリオでは、安全性の高い普通預金に投資総額の50%を配分し、もっともリスクの高い株式には20%を配分しています。

投資とリスク管理を考え、対処するためにポートフォリオは、有意義な投資配分手法です。

 

配当利回り」と投資リスク

 

株などへ投資し、配当金はいくらか、を知る計算に「配当利回り」があります。

配当利回りの計算式は、つぎのとおりです。

 

配当利回り(%)=配当金(円)÷ 投資金額(円)

 

 たとえば、投資額が1,000円あたり、配当金が10円なら、年1%の配当利回りとなります。

配当利回りは高いほど配当金が高いことになります。

さまざまな投資を考えるうえで、「配当利回り」は参考になる会計知識です。

 

最近は、預金の利率が、大変低くなっています。1%を切る低利率も珍しくありません。このような低利率を考えると配当利回りが高い株式への投資が有利に思えてきます。ただし、忘れてならないのは、株式というものは、投資したお金そのものが、会社の業績悪化や倒産などによって、大きく目減りすることがあります。つまり、配当金をもらえるどころか、元本そのものを失くしてしまうリスクがあるのです。また、元本をまったく失くさないまでも株価の下落によって、購入価格から大きく資産価値を落とすこともあります。株式投資は明日の資産価値がまったく読めないリスクの高い投資といえます。

一方、銀行への預金は、確かに利率は低いかもしれませんが、株式への投資と異なり、預金した金額そのものが資産価値を落とすことがありません。また預金したお金も失うことがありません。 そういう意味では 銀行への預金は、堅実な投資といえるでしょう。 何事も他人より大きな利益を追求すれば、それなりのリスクが発生することを忘れてはなりません。

 

単利と複利について